30代ゲイHSPエンパスのびたんです(@biterwaserin)
今回は稲盛和夫さんの『成功と失敗の法則』を読みましたので紹介していきたいと思います
こんな人にオススメ!
- ビジネスで成功したい人!
- 会社を経営されている人!
- 人生に迷っている人!
成功と失敗の法則というタイトルなのに中身はとっても思いや心といったマインド中心のお話が書かれていました(仏教的
稲盛和夫さんの本は利他の心や、本のタイトルにもある『心』、『魂』のという言葉がよく書かれています。
その言葉を使って書かれているということは稲盛さん自身が、心の何たるかというか思いの力を大事にされている方なんだろうなぁと思ったんですよね。
私は心や魂という言葉にまだ慣れないというか、「使ってもいいのだろうか・・・」という気持ちになることがあります。
現代医療が発達してきてもまだ解き明かせていない心や魂のことはもう神様くらいしか理解し難いことなんだろうなと思っています。
そしてこの本だけではなく稲盛さんの本を読んでいる時は、とても落ち着いて読めるというか安心して読めるというかそんな感覚を感じたことが私にはあります。
個人的に稲盛さんの本を読んでいると安心感に包まれる感じがするの☆
結論:この本一冊で経営者として必要な思いや考え方が学べる
個人的にスゴいなぁ!と思ったところはこれ一冊で経営者としての人格が学べるところです。
もちろん具体的なノウハウについては書かれていないですが、具体的なノウハウよりも大切なマインドが書かれています。
自己啓発で有名な【ナポレオン・ヒル】さんの【思考は現実化する】を読んでいる感じに近いと個人的に思っています。
では私が響いたところを抜粋して紹介していきます。
人間はこの世に生を受けたときは原石のようなものであり、交点的に磨き上げることではじめて光り輝く宝石のような、素晴らしい人格者になることができる。
「成功」と「失敗」の法則から
カバーの見開きのところに書かれている言葉です。
これは生まれて普通に育ってきたとしても、こんな考え方が出来るのか?どんな人生を歩んだらこんなことが書けるのか・・・と思いました(笑
生まれながら人は宝石の原石を持っていて、生きていく過程で磨き上げていくことで立派な人格が作られていくと書かれていますね。
人生を宝石の原石なんてそんな綺麗な言葉を考えもしなかった自分が逆に恥ずかしい笑
第一章 人生の目的 心が決める地獄・極楽
私たちは日々生活をしていく中で、どうしても損得や勝ち負けにこだわった行動をとってしまいがちです。つまり利己にとらわれ、つい自分のことだけ考えてしまうのです。
「成功」と「失敗」の法則から
私も自分のことになると楽な道や楽しい道に走りがちになります(笑
とにかく「楽」という言葉が好きなんです(笑
人は生きていく中で、どうしても利己的に考えてしまう生き物なんでしょうね。
私もどうしたら役に立てるかとか、円滑に回るかとか考えたりしますが、なかなかそうは考えられないことの方が多いです。
しかし、そのような心を持った人ばかりでは、最近の日本のようにいくら豊かになっても世相は荒れたものになってしまいます。ですから、私は世直しのために「利己にとらわれることなく、自己犠牲を払ってでも相手に尽くそうという利他の心を大切にしていこうではありませんか」と言い続けているのです。
「成功」と「失敗」の法則から
とこのように続きます。
確かに自分だけ利害を求めたら自分の欲や自己中心的な人ばかりに世の中はなっていって、結果的に人やお金も無くなっていきますよね。
なので自己犠牲を払ってでも相手に尽くしていこうという気持ちが大切ですよと書かれていました。
心のあり方次第で現実の世界に極楽も地獄も出現するのです。
「成功」と「失敗」の法則から
簡単にまとめると、自分の心の持ち方次第なんだということですね。
例えば何のために働いているかいう目的に家族を養うためとか、お父さんの入院費を稼ぐためとか、そういう心持ちならとてもいいのですが(聞いててほっこりする)
逆に、人を陥れて稼いだり、人を騙して得たお金には、その気持ちがお金に移動すると言われています。
例えば銀行から借りたお金でご飯を奢るとか(笑)、感謝もなく親のクレジットカードで買い物するとかそんな感じでしょうか。
私は話を聞いてどういう気持ちになるかで判断しますが、そんな話は聞いていて嫌だなぁと思うし単純に引きますよね。
つまり、どういう目的で行動するのかで極楽も地獄もあるんだなぁということを思いました。
自分の心にも地獄だったり極楽だったり感じる時がありますよね。
出来るだけ極楽の方へ心を保っていきたいですね。
第二章 思いの力 善き思いをベースとして生きる
私たちが心に抱く「思い」が、どのようなものであるか問われてきます。幸福で満ち足りた人生を望むならば、善き思いをベースに生きなければならないはずです。
「成功」と「失敗」の法則から
逆に悪い思いがベースなら、悪い行いで自分に返ってくることになるということです。
悪い思いがベースならすることも自然と悪い行いになって行き、それが過ちであったと分からせるために病気になったり事故にあったり、身にふりかかってくるということですね。
なので稲盛さんは善き思いをベースに生きているから、人から慕われて、豊かさにも繋がっているんだなぁと思いました(本からも伝わってくる豊かな感じがします)
常に善き思いを大切にされていたからここまで経営者として成功されてきたのかなと思いました。
どのような環境であろうと、自分なりの幸せを感じつつ、現在に至っていることを思い返すとき、私は幸せとは主観的なものであると強く思います。幸せと感じられるのか感じられないのか、その成否はあくまでも、当人の心の状態にあるのであって、普遍的な基準など一切ないと思うのです。
「成功」と「失敗」の法則から
この部分の言葉がすごく分かりやすくてなるほど!と思いました。
自分が悩んでいる渦中だと、「どうして自分が・・・」と自分の辛さや苦しさを感じることがほとんどです。
逆に自分が嬉しいことや楽しいことが起きた時は、辛さや苦しさに対して無関心ですよね。
なので幸せとは心の状態と密接になっているんだなぁと思いました。
第三章 自らを慎む 成功に特別な方法はない
私は盛和塾で全国各地の企業経営者の方々とお会いし、いろいろな相談を受けています。質問の多くは「どうしたら京セラやKDDIのような成功できるのですか」というものです。彼らは何か成功する秘訣かあるのではないかと思っているのです。
「成功」と「失敗」の法則から
しかし稲盛さんのその成功の秘訣を聞きに来られた方々の多くは、
それに対して私は、「成功するための特別な方法はありません。あなたを中心に社員全員が誰よりも一所懸命働くようになれば、必ず成功できるのです。」と答えています。
「成功」と「失敗」の法則から
さらっとズバッと答える稲盛さん・・・(笑
社員全員が誰よりも一所懸命に働く・・・、何のために頑張れるかとか、一生懸命働けるのかはみんなモチベーションは違いますよね。
お金のため、家族のため、会社に関わるもの全てのため、そのレベルで大分変わってきますよね。
その理念というか志という目標に向かって働くことができるのかが大きいところかなと思いました。
確かに社員全員が同じ目標に向かって頑張れるなら、簡単に達成出来てしまいますよね笑
第四章 道をひらくもの ひたむきに打ち込む
私は、日々の仕事に打ち込むことによって、人格が向上させていくことができると考えています。つまり、一所懸命働くことは、単に生活の糧をもたらすのみならず、人格をも高めてくれるのです。
「成功」と「失敗」の法則から
個人的にこの一節を読むとただ何気なく働いていたのが情けなくもあり、悲しくなってきました(笑。
「どんな仕事でもどんな職場でもあなたの出来ることをしなさい」と師匠に言われて、どんな仕事でも捌いてやる!という気持ちでやり続けていて、それでも毎日のやるせなさや時間効率、収入等で悩んでいました
ただこの一節を見て今の職場で出来ることやれることをやれないならどこ行っても出来ないな!と思ったんです。
私は知らないうちに環境のせいにしていたのです(お恥ずかしや
今のこの環境は私が人格を向上するために必要なことなんだな!と思うようになりました。
仕事は神様からのプレゼントだと聞いたことがあります。
神様から頂いた仕事を自分のためにやるのか、はたまた、
周りの人のためにやるのか。どうしたら自分も周りの人も幸せに仕事が出来るのかが経営者なのかなと思いました。
【書評】成功と失敗の法則のまとめ
今回は稲盛和夫さんの【成功と失敗の法則】を紹介してみました
個人的にこの本は稲盛和夫さんの人生のエッセンスがギュッと詰め込まれたものだと思いました。
成功とは何か、失敗とは何かが学べる書籍はこちら
ここまでご覧頂きありがとうございました
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